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車いす等の長時間座位によくある、むくみ症状について

皆様こんにちは!!

車いすをご利用されている方々にとって、足のむくみや下肢関節の拘縮(大腿部、膝部、足首部など)はよくあるお悩みです。歩行が難しく、長時間座った状態が続くことで、これらの症状が進行しやすくなります。そこで、今回はこれらの症状を改善し、予防するための方法をご紹介いたします。

1. リンパマッサージ
足のむくみ改善には、リンパの流れを良くすることが重要です。当院では、車いすに座ったまま、またはベッドへ移乗していただいた状態でリンパマッサージを行います。リンパ液の流れが促進されることで、むくみの軽減が期待できます。

2. 関節の運動
下肢の関節拘縮を防ぐために、大腿部、膝、足首への他動・自動運動を取り入れています。これにより、関節の柔軟性が保たれ、拘縮を予防することができます。

3. 足指の運動と足裏の刺激
足指を動かす運動や足の裏を刺激することで、血行促進や神経の活性化を図ります。これらの方法は、むくみや拘縮の予防に役立ちます。

4. 家族の方への指導
ご自身や付き添いのご家族様にも、日常的にできるマッサージや運動法をお教えしています。日々のケアが効果的に行えるようにすることで、症状の改善を目指します。

実際の施術例
ある利用者様は、長時間の車いす生活により足のむくみがひどく、関節も硬直していました。当院のリンパマッサージと関節運動を継続的に受けることで、むくみが軽減し、関節の柔軟性も改善されました。また、ご家族の方にも自宅でできるケア方法をお伝えし、日常的なサポートがより効果的になりました。

車いすでの生活をより快適に過ごしていただくために、私たちは全力でサポートいたします。足のむくみや下肢関節の拘縮でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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2024年05月15日