9月に入りましたが、まだまだ暑さが残っていますね。皆さま、体調は崩されていませんでしょうか。

今日は「ひざの痛みで歩くのがつらい」と感じておられる高齢の方について少しお話ししたいと思います。

ひざの痛みの多くは、関節を覆っている軟骨がすり減り、炎症が起こることが原因です。軟骨は年齢やケガなどで少しずつすり減り、そのかけらがひざ関節の中を刺激します。その結果、水が溜まりやすくなり、腫れや強い痛みが出ることがあります。

実は、40代を過ぎる頃からひざ痛を訴える方は増え始め、特に女性に多いのが特徴です。予防のためには体を動かすことが大切ですが、やりすぎは逆効果。バランスが重要です。

治療法としては、運動や薬を用いた「保存療法」が基本になります。すり減った軟骨を元に戻すことはできませんが、炎症を落ち着かせ、痛みを和らげることで、普段の生活がぐっと楽になります。

当施術所では、太ももの前面（大腿四頭筋）の筋トレやストレッチを取り入れた運動療法を行っています。これにより歩行の安定が期待でき、ひざの痛みも軽減します。また、患部を温める温熱療法や鍼灸も、慢性的な痛みに有効です。

「ひざが痛くて家の中の移動も大変…」そんなお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。少しずつでも快適な毎日を取り戻していただけるよう、お手伝いさせていただきます。